[η]定時に帰るにはパラダイムシフトが必要。完璧主義から最善主義へ~残業拒絶論~

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定時に帰るには完璧主義から最善主義へのパラダイムシフトが必要です。

完璧主義では定時に帰れない

わたしは完璧主義でした。タスク管理も先を見越して事前に打てる手は打っておくというスタイルで、以前の上司から「お前の欠点は仕事がきれいすぎる」と言われるほどでした。

スイスに来た時も、「タスク管理を駆使して、やるべきことをすべて美しく処理するぞ!」と息巻いていましたが、結果は下記記事のように散々でした。

[i]スイスに転勤したら人生で最悪の3ヶ月になって、精神を病みました | アイドリングタイム

程よい仕事量であれば、完璧主義はタスク管理とうまく機能し、良い仕事の流れを生み出せます。完璧主義者は、自分なりのタスク管理を構築するために必要な、改善点を見つけ、日々改善していくというプロセスが大好きだからです。わたしも嬉々としてこのプロセスを回していました。

しかし、処理しきれない量の仕事を与えられている場合、完璧主義者はそれらの仕事が終わるまで仕事を終えることができないので、いつまで経っても夜遅くまで仕事をすることになります。体力の限界が来て、仕事を残して帰った場合も、「完璧な仕事ができなかった。。」と自分で自分を責めることになり、精神の健康が損なわれます

最善主義で定時に帰れる

定時で帰るには、完璧主義から最善主義に考え方を移行する必要があります。”最善主義”という言葉は様々な人が提唱されていますが、本残業拒絶論の中での最善主義とは「やるべきことを優先順位の高い順に実行し、帰宅時間が来たら帰る」という意味です。

最善主義の考えになれば、時間が来たら帰ることが第一ルールになり、仕事が残して帰っても、「最善を尽くしたのだから、これでダメなら仕方がない。」と思うようになり、自分で自分を責めることもなくなり、精神を健全な状態に保てます。

残業地獄は最善主義を身につけるいい機会

わたしは、完璧主義を貫けることは幸福であると思います。なぜなら、完璧主義の人は、完璧主義を貫けるほどの程よい負荷の中で生きている人だからです。許容量を超えた負荷がかかっている人はいやがおうにも完璧主義から最善主義へ移行しなければならないからです。そうしなければ、正気を保つことができません。

しかし、残業続きで最善主義に移行せざるを得ない人もまた幸運であると考えます。なぜなら、完璧主義の人は過負荷な状態にさらされない限り、完璧主義を捨てきれないと思うからです。わたしも頭では、「人生、流れるままよ」と考えていましたが、自分の身に染み付いた完璧主義を捨て去ることは長い間できませんでした。

しかし、完璧主義ではどうにもならない状況に追いこまれ、最善主義で仕事をしてみると、自分が何もしなくてもどうにかなることが結構あることがわかりました。定期的に放置していた仕事が爆発して、後処理に追われることはありますが、その数は自分が思っていたより少ないし、自分が考えていたよりもどうにかなります。

まとめ

最善主義、言い換えれば選択と集中を徹底する事は、やるべきことの多い社長業やフリーランスに欠かせない要素です。以下、選択と集中について書いているエッセンシャル思考という本の中で感銘を受けた部分の引用です。

ツイッター共同創業者のジャック・ドーシーは、たぐいまれなエッセンシャル思考の経営者だ。ディナーに同席したとき、彼はCEOの役割を「最高〝編集〟責任者」と定義していた。別のスタンフォード大学のイベントでは、次のように説明している。  「なぜ編集かというと、日々やることは山ほどありますよね。でもそのなかで、本当に重要なのは1つか2つ。エンジニアやサポート担当やデザイナーは次から次へとアイデアを持ちかけてきますが……編集者である自分は、そういう情報のなかから1つのこと、あるいは2つか3つの要素の交点を見つけ出し、それだけを実行すると決めるのです」

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そして、最近のライフハック界隈では、完璧主義は生産性を下げるともっぱらの噂です。

完璧主義のワナにハマらないための8つのコツ | ライフハッカー[日本版]

完璧主義と燃え尽き症候群は隣り合わせである理由とその対策 | ライフハッカー[日本版]

残業続きの人は定時帰りと共に、最善主義もついでに手に入れちゃいましょう。




以上、「ハックの哲学」のイド♂(@idomars)がお送りしました。


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